前向き子育て
親は子育てに対してもっと自信を持ち、前向き子育てにより成長する子どもは、学校での生活も良好になります。友だちを作りやすくなります。子どもが自分自身について前向きに感じます。そして、成長してからの行動または感情の問題を引き起こす可能性が低くなります。前向きな子は、どのような状況であっても自分で判断し、前進することができます。
前向き子育ての5つの原則
1. 安全で楽しい環境作り
退屈すると、子どもはよくない行動に走りがちです。退屈しているティーンエイジャーは、トラブルを引き起こす可能性があります。ですから、子どもが安全に探求し、スキルを伸ばせる環境を作りましょう。
2. 前向きな学びの環境作り
子どもやティーンエージャーが助けを求めたりおしゃべりに来たりする時には、学ぶ心構えができています。1分ぐらいでいいので、子どもと向き会いましょう。
3. 一貫した分かりやすいしつけ
明確なルールや制限を設定し、偏りのない、問題に応じた公平な結果を使って対処しましょう。年齢の大きな子どもとは、ルールのいくつかについて交渉したり、ルールや問題に応じた結果を一緒に決めたりしてもよいでしょう。子どもの年齢に関わらず、好ましいと思う行動をほめて励ましましょう。
4. 現実的な期待を持つ
人は誰でも、完璧な人はいません。だから、子どもができること以上のことを期待してはいけません。私たちは皆、時々間違ったことをすることも覚えておきましょう。
5. 親としての自分を大切にする
すべてはバランスです。親自身のニーズにも気を配る必要があります。なので、親も何らかのサポートを受け、友だちとの時間を作り、可能であれば、自分だけの時間も少し取るように心がけましょう。
子育て四訓
「子育て四訓」をご存知ですか?. 「子育て四訓」には、自立へつながる子育てにどのように向き合うべきかが示されています。
〇 乳飲み子からは肌を離すな
〇 幼児は肌を離して手を離すな
〇 少年は手を離して目を離すな
〇 青年は目を離して心を離すな
子どもの成長に応じて、私たちも子どもへの接し方を変えていかなければなりません。子育て四訓では、「手放すことの大切さ」を教えてくれています。子育ての悩みを抱える親は、とても教育熱心で、「努力家」「責任感」のある人が多いです。しかし、子供が自ら解決しなければいけない問題にも口を出してしまい、親子関係が悪化してしまうこともあります。 子どもの自立は嬉しい反面、寂しいというのが保護者の本音かもしれません。
5歳児の絵本
読み聞かせで一番大切なことは、どの本をを選ぶかということです。5歳の頃は文字に興味を持つ時期ですが、読んであげることで負担なく、只々心を踊らせ本の世界に入ることが出来ます。
それが楽しければその本を手に取るなど、本とのつきあいに繋がります。私たちは年齢に応じて子どもが喜び驚き、共感で満たされる本を読むことに、心を砕けばよいのです。 少し長いおはなしや昔話、科学の本、と選べる世界が広がる時期です。一緒に楽しまれてください。
・すてきな三にんぐみ
トミー・アンゲラー 偕成社
・おふろだいすき
松岡享子 福音館書店
・おとなしいめんどり
ポール・ガルドン 童話館
・11ぴきのねこ(全シリーズ)
馬場のぼる こぐま社
・こぶじいさま
日本民話 松居直 福音館書店
・たんぽぽ
平山和子 福音館書店
4歳児の絵本
4歳という時期は行動範囲が広がり、知的にも目をみはるほど成長が著しいときです。心に栄養を与え、豊かな感性が育ち、考える力が養われるために優れた絵本と出会わせてあげましょう。読んであげてください。愛されていることを感じられる、そんな大切な時間を過ごしてください。
優れた絵本とは
@絵が美しい
A言葉が美しい
B子どもの心に寄り添い、よりよく生きようとする心を励ましてくれるようなおはなしの本です。
「三びきのやぎのがらがらどん」マーシャブラウン 福音館書店
「からすのパンやさん」かこさとし 偕成社
「パパおつきさまとって」エリック・カール 偕成社
「すてきな三にんぐみ」トミー・アンゲラー 偕成社
「おちゃのじかんにきたとら」ジュディスカー 童話館の配本