5月:皐月(さつき) 2022
皐月(さつき)
早苗を植える時期「早苗月(さなえづき)」を略したもの。
●暦 2日(月) 八十八夜
3日(火・祝)憲法記念日
4日(水) みどりの日
5日(木) 立夏 こどもの日 端午の節句
8日(日) 母の日
●花 カーネーション 菖蒲 スズラン ハナミズキ 牡丹
●旬の野菜 筍 アスパラ そら豆 新じゃが エンドウ豆
●鯉のぼり
端午の節句 に「鯉のぼり」を立てるようになったのは、江戸時代の中頃といわれています。「鯉の滝登り」という言葉があります。普通、縁起がいいとされるものは食べることが多いですが、鯉を食べるのでなく、なぜ「鯉のぼり」として飾ったのでしょうか。鯉が滝を勢いよく登る様をイメージして「鯉のぼり」としてを飾るようになったとされていますが、男子誕生の喜びを世間に広く知らせるために戸外に立てられるようになったからのようです。
●端午の節句 本来、端午(たんご)とは月の始めの午(うま)の日をいいますが、5月5日を端午というように変わりました。古代中国では、この日を薬採りの日としていて、薬草を摘んで野遊びをしました。菖蒲は、煎じて飲んだりして昔から薬草として使われていたそうです。
男の子の節句とされるまでは、厄病を祓う節句で「菖蒲の節句」とも呼ばれています。
平安時代は宮中の儀式でしたが、江戸時代になって、3月3日の女の子の節句と対応させて、菖蒲が尚武と同じ音であることから男の子の節句になり、江戸幕府の公式行事となりました。
4月:卯月(うづき)2022
卯の花が咲く月「卯の花月(うのはなづき)」を略したもの。十二支の4番目が卯(うさぎ)なので「卯月」いわれるようになったという説もあります。
●暦 1日(金) エイプリルフール
5日(火) 清明
20日(水) 穀雨
29日(金・祝) 昭和の日
●行事 桜前線 お花見 入園式 入学式
●花 椿 桜 シクラメン すみれ 木蓮 桜草 チューリップ
●野菜 ウド 筍 エンドウ豆 わらび 椎茸
●穀雨
穀物を育てる雨が降り、芽を出させる季節を指す穀雨 。この時期に種をまいた農作物は雨に恵まれよく育つと言われています。「清明になると雪が降らなくなり、穀雨になると霜が降りることもなくなる」という言葉があるように、南の地方ではトンボが飛び始め、冬服やストーブとも完全に別れる季節です。変わりやすい春の天気もこの頃から安定し、日差しも強まってきます。
3月:弥生(やよい) 2022
草木がいよいよ生い茂る月。「弥」には、いよいよという意味、「生」には生い茂るという意味があります。
●暦 3日(木) 桃の節句
5日(土) 啓蟄
21日(月・祝)春分の日
●行事 卒園式 卒業式
●花 シクラメン 沈丁花 椿 雪柳 タンポポ こぶし
●旬の野菜 水菜 たけのこ 菜の花 ほうれんそう キャベツ
●ひなまつり 雛祭りは、日本において、女子の健やかな成長を祈る節句の年中行事。 ひな人形に桜や橘、桃の花など木々の飾り、雛あられや菱餅などを供え、白酒やちらし寿司などの飲食を楽しむ節句祭りである。
ひな祭りの由来は中国から伝わった「五節句」という行事のひとつ「上巳」。季節の節目を意味する「節」のころは、昔から邪気が入りやすいとされていました。五節句のひとつ上巳には、中国では川で身を清める習慣がありましたが、日本では紙などで作った人形で自分の体を撫でて穢れを移し川に流すことで邪気祓いをする行事として広がっていきました。人形を流して邪気をはらうこの風習が、現在でも残るひな祭りの行事「流し雛」のルーツと言われています。
2月:如月(きさらぎ) 2022
衣更着(きさらぎ)とも言う。まだ寒さが残っていて、衣を重ね着する(更に着る)月。如月という漢字は中国の2月の異名『如月(にょげつ)』が由来しているとされており、万物が春に向けて動き始める月という意味があるそうです。年が明けて早くも短い2月がやってきました。寒い日は続きますが、立春を過ぎたあたりから春の気配を至るところで感じられるようになってきますね。
●暦 3日(木) 節分
4日(金) 立春
10日(木) 初午
11日(金祝)建国記念日
19日(土) 雨水
23日(水祝)天皇誕生日
●初午 2月最初の午(うま)の日で、一年のうちで最も運気の高まる日とされています。この日に、稲荷社の本社である京都の伏見稲荷大社に稲荷大神が鎮座されたといわれています。伏見稲荷大社、愛知の豊川稲荷、佐賀の祐徳稲荷神社など、全国の稲荷神社で盛大にお祭り(初午大祭)が行われます。
稲荷大神のお使いとされているのがきつねです。初午の日には、その好物といわれている油揚げやお団子などをお供えします。
●花 梅 椿 福寿草 南天 マーガレット
●旬の野菜 水菜 キャベツ ほうれん草 春菊 カリフラワー 三つ葉
正月:睦月(むつき) 2022
●暦 1日(土・祝) 元日
2日(日) 初夢・書き初め
10日(月・祝) 成人の日
15日(土) 小正月・どんど焼き
●初詣 年の初めに神社仏閣にお参りして、1年の無事息災を祈ること。 大晦日の除夜の鐘を聞きながら家を出て、元旦にお参りすることを「二年参り」といいます。
昔は、一家の家長が大晦日の夜から神社に出掛けて、寝ないで新年を迎える習わしがあったそうです。 元々は地域の氏神を祀っている神社にお参りしていたようですが、やがてその年の恵方にあたる神社に出掛ける「恵方参り」になったそうです。 現在は恵方参りに限定せず、各地の神社にお参りするのが一般的になっていますね。 松の内(1月7日)までに参りましょう。
●花 梅 シクラメン 水仙 福寿草 山茶花
●野菜 かぶ 白菜 レンコン ブロッコリー 人参
●書き初め 年が明けて初めて毛筆で一年の抱負や目標をしたためるもの。
一般的には2日に行います。
「吉書」とも呼ばれ、恵方に向かって、めでたい言葉や詩歌を書いたのが始まり。
元々は宮中での儀式でしたが、やがて江戸時代の寺子屋や明治時代以降の学校で習字が必修となり、庶民の間にも広まるようになりました。
学校や地域の行事で書き初め大会を行うところがありますが、家庭で行うところは少なくなったようですね。