神埼地区保護司会

作文:「犯罪をなくし、明るい社会にするために」 1/6

千代田東部小学校6年 神代 大惺
 ぼくの父は、常に犯罪に向き合っている警察官です。ぼくは最近、テレビで無差別殺人、強盗事件、飲酒運転、あおり運転などの嫌なニュースや暗いニュースを見かけることが多くなってきました。そんなニュースを見ていると嫌な思いや、つらい思いをした人がたくさんいると思ったので、犯罪の事について考えてみようと思いました。
 犯罪はどんな理由があってもいけないことだと思います。なぜならどんな小さな犯罪であったとしても、誰かが必ず傷つきます。すると、その傷ついた周りの人たちも悲しくなります。犯罪が起こると、こうした悲しみの連鎖が起こります。ですが、その悲しみの連鎖を全力で断ち切ろうとしてくれるのが警察官だと思います。だけど安全だと言われている日本でさえ、一番罪が重い殺人のニュースが毎日のように流れています。そんな犯罪を減らそうとしている警察が主に頑張っていることは何か、父に話を聞いてみることにしました。
すると、父は、「警察の仕事は、市民の安全と安心を守ること、そのために、いつどこでどんな犯罪が起きているのかを確認して、犯人を捕まえたり、犯罪を防ぐためにパトロールしたりしているんだよ。」と教えてくれました。普段、このようなことを警察がしてくれているから、僕たち市民の命の安全が守られ、安心して暮らせてるのだと分かりました。社会を明るくする運動
父も家族で一緒に食事をしている途中に警察署から呼び出しがあって、急いで家を出て行ったり、当直で昼夜関係なく仕事をして、二日間家に帰ってこなかったり、毎日ぼくたちが安心してく暮らせるように、犯人と闘っているんだな、と思いました。
でも、警察の皆さんが、こんなにいろいろなことをしてくれているのに、毎日毎日犯罪は起こっています。
なぜ、そんなに犯罪が起こるのでしょうか。それは、警察の努力だけでは、犯罪はゼロにならないからだと思います。市民が犯罪をなくそうと、一人一人が努力しないといけないと思います。その一人一人の努力が、やがて一つになると、犯罪が減っていくのではないでしょうか。
人は、なやみや不満があってそれを誰にでも話せずに、一人で抱え込んでいると、それがどんどんふくらんで、最終的に犯罪につながることもあるのではないかと思います。でも、その気持ちを周りの誰かに話したり、相談したりすると、とても楽になります。だから、その悩みや不満のもとになることを聞いてあげる人がいる、そういう人とのつながりがあれば悲しい犯罪にはつながらないのではないかと思います。
 そんな環境を作るために、ぼくたちは、人とのつながりのある街にしていくことが大事だと思います。そのために、ぼくたちは、三つのことができると思います。
 まず、一つ目は、「進んであいさつをする」ことです。進んであいさつをすれば、あいさつをしてもらった人はうれしくなります。
 二つ目は、「周りの人と会話をする。」ことです。何気ないことでも、話しをすることで、なやみや不満を抱えているときにも話しやすくなると思います。
 三つめは、「みんなと仲良くする。」ことです。仲良くすることで、けんかがなくなります。けんかは犯罪の原因になりうるからです。
こんな当たり前で小さなことだけど、これがぼくたちにできる犯罪をなくしていく第一歩だと思います。ぼくの通っている学校の目標は「白鳥蘆花に入る」です。この言葉は、「誰かが良い行いをすると、その行いが周りの人に、静かに、確実に広がっていく」という意味です。だから、ぼくからこの三つの行いを広げていけたらいいなと思います。
こうして、人とつながりのある街を作っていくことで、明るい社会になるのではないでしょうか。

社会を明るくする運動


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