作文 「あいさつで笑顔の種まき」
東脊振小学校 五年 坂本 希
「おはよう。」 私の家の朝は、家族みんなの元気な「おはよう。」のあいさつから始まります。他にもあいさつには、「こんにちは。」や「こんばんは。」があります。あいさつをされた時、みなさんはどう感じますか。気持ちがいい、うれしいなど様々な感じ方があると思います。でも反対に、あいさつをするのがめんどくさいと思う人もいると思います。みなさんはどう思いますか。
私は、小学生になり習い事を始めました。お父さんやお母さんからはいつも「あいさつはちゃんとしようね。」といわれていました。
だから、あいさつはしていました。でも、あいさつをするといっても聞こえているか、聞こえていないのか分からないくらいの声の大きさでした。そのときは、あいさつをするのがはずかしいと思っていたからです。けれど少し月日がたつと「あいさつは相手に伝わらないと意味がない」と気付きました。それはあいさつが相手に聞こえないと気持ちも伝わらないからです。私はあいさつをする時「相手に聞こえる声で」と意識していきました。
学校では、生活朝会などで「あいさつはまず自分から」とお話されました。なので私は、「あいさつはまず自分から」、「あいさつは相手に聞こえる声で」の二つを意識しながらあいさつをしていきました。私が高学年になってきたころ、朝いつものようにお父さん、お母さんが元気に「おはよう。」と言ってくれました。けれど急に「あいさつ返すのめんどくさいな。」という気持ちが出てきました。私はそのまま「おはよう。」を無視して洗面台に向かいました。そんな時はもう一度「おはよう。」と言い続けてくれました。そのような日が何日か続きました。「めんどくさい。」という気持ちであいさつを返さなかった時は、ちゃんと返せば良かったなと思う事が多くありました。そういう気持ちを変えようと思い、私は「おはよう。」と返すようになりました。
学校や習い事では「あいさつはまず自分から」、 「あいさつは相手に聞こえる声で」を意識しているうちに、だんだんこの二つが当たり前になっていきました。そんな時、朝学校で友達に「おはよう。」と元気に声を掛けました。けれどその友達は「おはよう。」と返してくれないまま席にもどっていきました。私はその時、少し悲しくなりました。でも、私もお父さんやお母さんに同じように、無視をしていたことを思い出した時は、お父さんやお母さんはこんな気持ちだったんだなと思いあいさつをされたら返すようにしていきました。友達からも「おはよう。」とあいさつをされた時、私は自然に笑顔が生まれるようになりました。あいさつでみんなが笑顔になっているのを感じて、これからもあいさつを続けていこうと思えました。
あいさつでみんながハッピーな気持ちになれるので「やっぱりあいさつは大切だなぁ。」と改めて感じました。
私は、あいさつをすることによって自分も周りも笑顔になり、初めましての人ともあいさつの一言で仲よくなるきっかけになると思います。あいさつはむずかしいことではなくだれにでもまける笑顔の種です。これからもあいさつでみんなの笑顔の花が咲くように、明るく元気な朝のスタートから毎日をすごしていきたいです。