「想いを紡ぐ」 脊振中学校 三年 中園 和奏
最近、児童虐待や孤独死といった悲しいニュースが流れてくるたびに心が痛くなります。
これは、人間関係の希薄化が原因ではないかと考えます。なぜ、ここまで人との本当のつながりが減ってしまっているのかを私なりに考えてみると、生活においてとても便利である、SNSなどのネット環境は整っている一方、人と人が対面で話したり、一緒に過ごすことのコミュニケーションが減り様々なことに対して無関心を招いてしまっている事が、原因ではないかとおもいました。
私は、関東から九州に引っ越してきたをしてきて驚いたのは、今住んでいる近所の人は、学校の登下校に会うと声をかけてくれたり、家庭で作った野菜を持ってきてくれます。
私はとても嬉しくなり、野菜が苦手でしたが大切に育ててくれた大切に育ててくれた野菜を食べられるようになりました。
困っていることはないかと聞いてくれるのも心強かったです。それと同時に、いつも見かける近所の人がいないと心配になります。私達の事を気にかけてくれている事が伝わりそれが私の心にも響き、思いやるつながりの連鎖が起きていることに気づきました。
このように、外に目を向けて、身近な人と言葉を交わすことは、孤独感を減らす事と閉ざされた心のカギを開ける一歩になると思います。
また、すれ違った人に「こんにちは」と一言かけるだけでも、家族や社会とのつながりが減少してしまっている人の孤立を妨げると思います。
これは、地域だけではなく、学校でも同じ事だと思います。毎日会う仲間や先生たちと会って話すことで、分かり合える事、違いに気づき思い合える事の大切さを日々感じています。
社会を明るくすることに目を向けて考えてみると、人工的に世の中が便利になっていく一方で、人とのつながりや、自然が減り、危機感を感じています。これ以上の悲しみを増やさないために、私ができる最高の笑顔での声掛けで、つながる事の大切さを行動に表していきたいです。