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言葉の大切さについて

作文

    神埼中学校 1年 嘉村 怜奈
 「人権」という言葉を聞いて、私は学校や家での日々の会話を思い出しました。
 私たちは毎日、たくさんの言葉を色んな人に使います。例えば、友達と話すときや先生に質問するとき、家族と過ごすときなど色々な場面で言葉をたくさん使います。でも、その言葉が相手をどう傷つけたり、はげましたりするかはあまり考えたことがありませんでした。
 ある日、スマホを見ていると、「言葉による人権侵害」について書かれてありました。
冗談のつもりで言った言葉が、相手を深く傷つけることがあるそうです。私はこれを見て
とても驚いたので、いつもの毎日を振り返ってみました。自分も知らないうちに、言葉で誰かを傷つけていたかもしれないと思ったからです。
 私は小学2年生から5年生の時まで、ずっとある人から悪口を言われていました。それに耐えられず、時にはたくさん泣いたり、死にたいと思う時もありました。だけど、そんな時に私に声を掛けてくれたのが先生や友達、家族でした。その声かけのおかげで私の悪口を言っていた人と話し合うことができ、仲直りすることができました。
 その経験があってからは、私は周りをよく見ながら生活するようになりました。すると
教室の中にも、言葉で傷ついている人がたくさんいることに気づけるようになりました。
からかいや冗談のつもりでも、受け取る側にとってはたくさん辛いことや悲しいこともあることが分かりました。
 家に帰って、時間が空いている時にインタ
―ネットで言葉やいじめについて調べてみると、「言葉による暴力」という言葉を知りました。心を傷つける言葉も、体を傷つけるのと同じぐらいきつくて、深刻なんだと分かりました。
 それからは、自分の言葉遣いにとても気をつけるようになりました。「これを言ったら
相手はどう感じるだろう、どう思うんだろう
」と話す前によく考えるようにしています。
 また、誰かが悲しそうにしていたら、優しい言葉で声を掛けるようにしました。「大丈夫」や「一緒に頑張ろう」、「相談に乗るよ」といった簡単な言葉でも、相手の気持ちを明るくできることがあるということが分かりました。
 作文を書いて、私は言葉を使うときの大切さや大事さについて学びました。人権を守るのは、難しいことではありません。相手の気持ちを考えて、思いやりのある、相手が傷つかない言葉を使うことから始まるのです。
 これからは、言葉の使い方にもっと気をつけていきたいです。そして、クラスのみんと協力しあって、お互いを大切にする言葉をみんな使える環境をつくっていきたいです。
 一人ひとりの小さな気づかいが、みんなが安心して安全に過ごせる学校や家につながると信じてます。

 

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