上手なしつけ方07
●厳しすぎるしつけをされた子どもはどうなる?
子どものしつけは、神経質になってしまいがちなものです。子どもに社会性を身に付けさせ、学校や社会で苦労することがないようにしなければ……と思うあまり、つい厳しくなってしまうこともあるでしょう。時には「しつけのため」と手が出てしまうこともあるかもしれません。とはいえ、厳しすぎるしつけは百害あって一利なしです。度を越した厳しいしつけが、子どもにどのような影響を及ぼすかを理解しておきましょう。
(1)萎縮し、好奇心を無くしてしまう
(2)親の顔色をうかがうようになり、自己決定力が育たなくなる
(3)自己肯定感が持てず、無気力になる
(4)嘘をついたり、ごまかしたりするようになる
感情にまかせて怒ったり、いつまでも叱り続けると、子どもは「人格を否定された」と感じ、自尊心を失ってしまうものです。「このしつけ方は、子どもを尊重したものになっているだろうか?」と客観的に自分をチェックすることも大切です。