しつけポイント5
5.しつけは愛情を持って根気強く
しつけには、根気と体力が必要です。いっぱい褒めたほうが伝わりやすい子もいれば、ゲーム感覚で取り組むことで自然と身につく子もいるなど、子ども一人ひとりに合わせましょう。
しかし、いくら工夫しても、親と子どもの信頼関係がなければうまくいかないこともあります。だからこそ、普段から子どもの「意欲」や「できたこと」などを認めて褒めてあげることで自尊心を育み、信頼関係を構築しておくことが、しつけをしやすくすることができます。愛情を持って、丁寧にしつけをしていきましょう。
しつけポイント4
4.こんなときは叱ってもOK. ...
危険なことをした場合
命にかかわるような危険なことをした場合は、叱ることも必要でしょう。遊びに夢中になって道路に飛び出したり、興味があることに気を取られて危険に気づくのが遅くなったりすることがあります。その場でしっかりと叱るようにしましょう。時間が経ってから叱っても、どれだけ危険だったのか、なぜいけないことだったのか子どもには理解しづらく、「叱られた」という印象しか残らなくなってしまいます。
しつけポイント3
3.大きな声ではなくできるだけ落ち着いた声で
子どもがうまくできないときなどに、つい大きな声で叱ってしまうことも多いのではないでしょうか? そんなときほど、できるだけ落ち着いた声で話しかけることが、大切になります。
少し低めの声で、しっかりと目を見て話すようにすれば、より子どもに気持ちが伝わりやすくなるでしょう。子どもの目線で話すと、威圧感も軽減できます。また、スーパーなどの大勢の人がいる場所でも、大声で子どもを叱ることは避けましょう。子どもの自尊心を傷つけることにもなります。
子どもは保護者や周りの大人たちの行動をよく観察しています。大人が礼儀作法の見本となるような行動、振る舞いを心がけるのも、しつけにおける大切なポイントになるでしょう。
しつけポイント2
上手なしつけ方〜5つのポイント〜ポイント2「やらなかったことを叱る」のではなく「できたことを褒める」
しつけをする際にやりがちなのが、「やらなかったことを叱る」ということです。しかし、叱るとそのときは従うもののイヤイヤやることになってしまうでしょう。その結果、「バレなければいいや」という気持ちが芽生えやすくなりますので、次につながりにくくなってしまいます。
また、褒めるとお子さまはそのことを好きになり、自主的に動くようになるかもしれません。褒めるときのポイントは「えらいね」や「すごいね」だけではなく、「おかげでママ助かったわ」や「きれいにお片づけできて気持ちがいいわね」などの言葉で伝えることも大切です。お子さまの行動の結果、どんないいことが起きたのか、ということも一緒に伝えると、よりお子さまのやる気につながりやすいでしょう。
しつけポイント1
上手なしつけ方 〜5つのポイント〜 ポイント1.「〜しなさい」ではなく「〜しようね!」
しつけをするときは、その理由をきちんと納得できるように説明し、「〜しようね!」と提案することが大切です。そうすることで、「自分で頑張った」という自主性を子どもが感じるようになるでしょう。
しつけをするときに大切なポイントは、「否定しない」ということです。子どもがしていることに対して、ついイライラして「〜しないでね」と言ってしまうこともあるでしょう。しかし、子どもは自分がしていることを否定されるとイヤな気分になり、素直に大人の言うことが聞けなくなってしまいます。
そこで大切なのは「やってはいけないこと」を言うのではなく、「やってほしいこと」を伝えること。ポイントは「具体的にやってほしい行動内容」を伝えることです。
子どもは、イメージができないとうまく行動に移すことが難しい場合があります。例えば、「汚い手でおにぎりを食べないでね」と親が言っても、なぜダメなのかが子どもにはわかりません。「汚い手でおにぎりを食べるとバイキンさんも一緒にお口の中に入ってしまうから、おなかが痛くならないように、きれいな手で食べようね」と言うだけで具体的なイメージが湧きやすくなるでしょう。このように、なぜそうすることが良いことなのか、ということを伝えれば、子どもも納得して行動に移しやすくなります。
10 子ども川柳
・うちゅうまで明日晴れるか見に行くよ(小3)
・晴れた日に収穫トマトかぶりつく
・晴れの日は男は外にいくらしい(小3)
・あいすはねはれになったらおいしいよ(小1)
・晴れがすき太陽もすき月もすき(小3
・ガチャガチャで晴れのカプセルあたるかな(小2)
・忘れ物届くといいな僕のかさ(中1)
・今日は晴れおれの心はどしゃぶりだ(小5)
・そとは雨しゅくだいなくてこころ晴れ(小1) (広報誌第15号掲載)
・神様が選んでつくる晴れと雨(中1)
・台風のすぎた空色ラムネ色(中3)
・晴れた空見るとくしゃみがでてくるね(小6)
・毎日が太陽みたいな学級だ(中1)
・青い空せんたくものがパリッパリ(小3)
・ばあちゃんが笑っている日はいつも晴れ(中1)
躾けるとき
こんなときは叱ってもOK
しつけをするということは、ルールを教えるということです。ケガにつながるような危険な行動があった場合は、しっかりと叱るということも必要でしょう。
しつけだからと、どんなことでも約束をして、守れないからと叱ってばかりいる状態にはならないよう気を付けてください。保護者は約束事の内容が、叱る必要のあるものなのかどうかを判断することも大切です。もちろん、約束を守るということも大切ですので、叱るほどの約束ではないと判断した時は、叱るのではなく話し合ったり、態度によっては注意したりということでもよいのではないでしょうか。