神埼地区保護司会

歳時記 10月:神無月(かんなづき)2023

 

10月は、日本中の神々が縁結びの相談をするために、出雲大社に集まる月と考えられてきました。 そこで、各地には神様がいなくなる月、つまり、“神無月(かみなしづき)”が、“かんなづき”になったといわれます。 逆に、出雲では“神在月(かみありづき)”と呼ばれてきたそうです。

 

●暦   1日(日)  衣替え
     7日(土)  長崎くんち(〜9日まで)
     8日(日)  寒露
     9日(月・祝) スポーツの日(旧 体育の日)
    22日(日)  時代祭
    27日(金)  十三夜

 

●時代祭   葵祭、祇園祭とともに、京都三大祭の一つ。
平安遷都1100年目を記念して、1895年(明治28年)桓武(かんむ)天皇を祭神に平安神宮が造営されました。その記念祭の一環として行われたのが時代祭です。
行列は、明治維新時代の維新勤王隊から時をさかのぼり、最後に御鳳輦を中心とする神幸列、及び弓箭組列で構成されていて、各時代ごとに女性群像が組み込まれています。

歳時記

 

●花   コスモス あざみ 金木犀 マリーゴールド 菊   

 

●旬の野菜   かぼちゃ マツタケ 人参 しめじ くわい 

 

●寒露   寒露とは、晩夏から初秋にかけて野草に宿る冷たい露のこと。
秋の長雨が終わり、本格的な秋の始まりになります。この頃になると五穀の収穫もたけなわで、農家では繁忙を極めます。
露が冷たい空気と接し、霜に変わる直前で、紅葉が濃くなり、燕などの夏鳥と雁などの冬鳥が交代される時期でもあります。
この頃は、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。夜には月も美しく輝いて見えます。寒露の頃になったら、空を見上げてみてはいかがでしょう。これまでと違った、秋の清々しさと趣を感じる空に出会えるはずです。

 

●十三夜   十五夜を中秋の名月と呼ぶのに対し、十三夜は「後の月(のちのつき)」「豆名月」「栗名月」ともいいます。
「十三夜」の月は、十五夜についで美しい月とされ、宮中では月を鑑賞する風習がありました。十三夜は日本固有の風習で、秋の収穫祭の一つではないかと考えられています。
十五夜に比べてあまりなじみがないかもしれませんが、日本独自の文化でもありますから、十三夜のお月見も楽しみたいものです。     
歳時記 歳時記


 
page top