9月:長月(ながつき)2023
日増しに夜が長くなるので「夜長月」。それが「長月」になったといわれています。
例年は9月になれば朝晩と涼しさを感じることも増えますが、20数年のなかでも最も暑い夏だったそうです。今年は9月に入っても熱中症の警報が出ているこの頃です。学校は2学期が始まりましたが、夏バテなどに悩まされていた人も、引き続き体調管理には気をつけてください。
●暦
1日(金)二百十日
8日(金) 白露
9日(土) 重陽の節句
11日(月) 二百二十日
18日(月・祝) 敬老の日
20日(水) 彼岸の入り
23日(土・祝) 秋分の日
26日(火) 彼岸明け
29日(金) 十五夜
●中秋の名月
月の満ち欠けは15日周期で繰り返されますので、十五夜は毎月あります。中秋の名月(旧暦8月15日)は特に月がきれいに見えるということで一般的には十五夜は中秋の名月のことを指します。
令和5年の月が地球に最も近づいた時の満月「スーパーフルムーン」は8月31日でしたが、今年は9月1日も満月という珍しい現象でした。
●花 彼岸花 芙蓉 コスモス 女郎花(おみなえし) 萩
●旬の野菜 茄子 オクラ かぼちゃ さつまいも 枝豆
●重陽の節句
9月9日。 「九」という陽の数が重なることから重陽(ちょうよう)といいます。
昔、中国では奇数を陽の数とし、陽の中で一番大きい数である「9」が重なる9月9日は大変めでたい日とされ、菊の香りを移した菊酒を飲んだりして邪気を払い長命を願うという風習がありました。
収穫の時期にもあたるため、庶民の間では「栗の節句」としてお祝いをしていました。今も、太宰府天満宮の秋思祭(しゅうしさい)など、各地で菊を愛でる祭りや行事が催されています。